はじめに

こんばんは、カラカルです。
少し多忙な週を送っていたので、閑話休題的な内容を投稿しようと思う。
今日は、映画における物語と、その他の要素の重要性について、解説していく。少しふわっとした内容にはなるので、少し導入を丁寧に行っていく。
いわゆる映画マニアが語る名作映画というのは、ストーリーを重視した作品が多い。メッセージ性があったり、伏線の回収が鮮やかだったりと、そういった作品は名作として語られることが多い。
だが、筆者はそうは思っていない。なぜなら、映画を構成するのはストーリーだけではないから。ストーリーだけを重視するのならば、小説を読んでいればいいという話になる。
しかし、映画には音楽があり、CG・役者の演技などによる映像があり、効果音なども付いている。当然のことながら、映画を構成するのは音楽だけではないのだ。
考えてみてほしい。ストーリー自体は良いのだが、役者が大根すぎて感情移入が全くできない作品があれば、それを名作という人はいないだろう。それに似たことを、本記事では深堀っていこうと思う。
映画における物語の立ち位置

映画において、物語・ストーリーとはどのような立ち位置にいるのかというと、映画の主幹となる部分にあたる。つまり、物語が筋として通っていて、それに合わせて音楽・演技・映像などが付け加えられていくのだ。
まあ、物語は映画の中で一番重要な役割を担っていると言っていいだろう。人間でいう内面にあたるところで、その人の人格を形成しているものとなる。映画においても同じことが言えて、物語が映画でいう一番内面になるのだろう。
映画における物語以外の役割

それでは、映画における物語以外の役割とは、何なのだろうか?これもまた、人に当てはめて考えてみる。
「外見は内面の一番外側の部分」という言葉をどこかで見かけたことがある。まさしく、それに当てはまるのではないかと思う。
我々視聴者に見えている映画の部分は、役者の演技であったり、撮影された映像である。あるいは、その時に流れている効果音や音楽も、視覚ではないが感じている部分であるといえるだろう。
よく「外見が一定水準以上のレベルでなければ、内面を見てもらおうと思ってもらえない」という言葉を聞くが、映画にもまさしく当てはまるのではないかと思う。
役者の演技がしっかりとしていて、音楽が適切な曲調とタイミングで使われていて、映像のクオリティが最低限ある。こういった映画が、初めてストーリーを理解しようと思ってもらえるのではないだろうか。
筆者も「良い話だから!」とおすすめされて観た映画が、まったく印象に残らなかったことがあったが、この現象だったのかもしれないと、後で思った。
どのような映画が名作になるのか?

では、どのような映画が名作と呼ばれるのだろうかと、筆者なりに考えてみた。筆者は映画好きではあるが、映画マニアほどの知識は無いと自負している一般人である。そんな筆者が思う名作となりうる映画は、「物語以外がしっかりしている映画」である。
いわば、視聴者の五感に映る部分がしっかりしていれば、メッセージ性・優れたストーリー等がなかったとしても、名作となりうるのだ
例えば、筆者がTop5には入るレベルで好きな映画である、「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」について。
こちらの作品は人間側のドラマは、結構めちゃくちゃなものだと筆者は思っている。(個人の感想)
ただ、怪獣同士のバトルの演出や、音楽の使い方・CGのクオリティなどが全て高水準で、観客に求められているもので、ゴジラファンの中ではレジェンド的作品になっている。
※なお、興行はあまり振るわなかったもよう
これは、ストーリー以外でしっかりと観客を楽しませることができているからである。エンタメとしての映画として、名作になったのである。
もちろん、物語がしっかりとしていて名作となった作品もある。このブログではよく出てくる「タイタニック」などが、そうだろう。
だが、多くの視聴者の心を動かす名作映画になるのに、ストーリーは必須ではない、ということだ。要は、ストーリー以外の部分で観客の心を動かすことができれば、勝ちなのである。
まとめ

筆者の考えを吐き出す場になってしまったが、いかがだっただろうか?
映画とは色々な楽しみ方があり、物語はその中の一つに過ぎない。そして、その物語を評価するに至るためには、他の要素が一定水準以上のレベルでないと、土俵にも立てないというのが、筆者の考えである。
筆者自身は演出・音楽・映像美などで作品を好きになることも多いので、それらの作品はたとえ物語がしっかりとしてなかったとしても、筆者にとっては名作である。逆にそこがショボい作品は、名作となり得ていない。
まあ、これはあくまで筆者の中での考え方なので、参考程度に取ってもらえればと思う。物語以外の部分にも目を向けてみて、あなたの中での名作映画はどんな作品なのか?というところを考えてみると、面白いかもしれない。
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