はじめに
ちわっす、カラカルです。

筆者は邦画はあまり観ず、洋画を主に観るので、毎回字幕か吹き替えを選択する。基本は字幕を選択するのだが、時には吹き替えを選択することもある。
その基準について自分なりに考えたので、記事としてまとめた。字幕と吹き替えそれぞれについてのメリット・デメリットについて述べ、どんな作品をどちらで観た方が良いのか?ということまで解説している。
ぜひ最後まで見ていってほしい。
字幕で観る際の特徴
字幕で映画を観るメリット
俳優の素の演技を楽しむことができる

まず一つ挙げられるのは、俳優の素の声を聴くことができるので、本来の演技を楽しむことができるという点だ。
吹き替えは俳優の声を声優の声で上書きしてしまっているので、本来の意図した俳優の演技は表現できていないことがある。つまり、元の作品を観ることができていないのである。
俳優のありのままの演技を観ることができるというのは、一つの大きなメリットだろう。
音質が良い

先ほど、吹き替えは俳優の声を上書きしてしまっていると述べたが、それは音質にも効いてくる。
吹き替えの場合は、音声を編集して俳優の声を消し、代わりに声優の声を埋め込んでいるのだ。編集を経ると、基本元の音声クオリティは保てないので、音質が下がることになる。
例えば、Blu-rayのメニュー画面で音声を選ぶとき、英語だと「Dolby Atmos」、日本語だと「Dolby Digital」等になっていることがあるが、前者の方が上の規格なのである。
※たまに日本語でも同等の規格になっていることがある
本来の言語を選んだ場合が、最も高音質な映画を楽しむことができる、というのは覚えておいてほしい。
話の内容を詳細に確認できる

字幕で観るということは、漢字やカタカナなどの違いまで見ることができるので、話の内容を詳細に把握することができる。また、意味深な発言をした時には傍点で強調されていたりするので、「意味深な発言をした!」と判別することができる。
吹き替えだと聞き逃すことがあったり、意味の解釈を間違えてしまったりということが起こりうる。物語を詳細に追えるというのも、字幕版のメリットだろう。
字幕で映画を観るデメリット
字幕を追うのが疲れる

字幕を追うということは、音声と映像を観ながら字幕を読んでいく必要があるので、慣れない間は疲れるだろう。
本を読みなれている人なら問題ないとは思うが、そうでない人は、字幕が切り替わるまでに読み終われない場合もある。吹き替え版で台詞を聞き逃したのと同等のデメリットとなるだろう。
特に初見の映画なんかは、筆者も話を追うために結構必死で字幕を追うことがある。
※一方で、初見だからこそ字幕でしっかりと物語を把握したいということもあるのだが…
俳優の声が聞こえない時がある

これは割と昔の映画に当てはまることが多いのだが、撮影技術がまだ発展途上なのか、俳優の声がものすごく小さくて聞き取りづらい作品がある。
こうなると、ほぼ字幕を追ってしまうだけの鑑賞になるので、やや味気ない。しっかりとした音響を用意していれば、このような小さな声も拾えるのだろうが。
専用の部屋でしっかりとしたスピーカーを組んでいたり、あるいはイヤホンなどで観るときは問題にならないかもしれない。逆に、TV等で普通に鑑賞するさいには、注意が必要だろう。
台詞の温度感が伝わりづらい

海外で生活したことのある人なら問題ないかもしれないが、日本語と台詞の温度感が違うので、やや感情などが伝わりづらい場面もある。
ぼそっとつぶやいた台詞が、実は皮肉たっぷりの感情をこめて発せられたものだったりもする。このあたりは字幕での補完も難しいので、慣れるしかないのかもしれない。
字幕で観た方が楽しめる映画の特徴
平成以降の洋画全般
引用:SONYピクチャーズ
まず、基本的には字幕の方が音質が良いという話をした。また、映画ファンなら作品本来の音声で楽しみたいという方も多いと思うので、基本的には字幕での鑑賞をおすすめする。
しかし、昔の作品は音声が聞き取りづらく、字幕で観ている分には退屈なこともあるので、その場合は吹き替えで観るのもいいかもしれない。その1つの指標として、平成という言葉を使っている。
ここは完全に感覚になるのだが、平成以降の作品は撮影技術の進歩のおかげか、俳優の声をしっかりと拾えていることが多い。それより前の作品は、字幕で観る場合は俳優の声が小さいかもしれないということを念頭に置いておくとよい。
好きな俳優が演じている作品
昔の作品であったとしても、自分が好きな俳優が出ている作品。これはもうその俳優の演技を100%堪能するために、字幕で観るのが良いだろう。
もし自分が好きな俳優が出ていて、その声が「思ってたんと違う!」となったら最悪なので、この場合は字幕での鑑賞を強くおすすめする。
※↑の例は、筆者が好きな俳優が出ている作品の例
吹き替えで観る際の特徴
吹き替えで映画を観るメリット
字幕を追う必要がない

字幕でのデメリットの裏返しで、吹き替えでは字幕を追う必要がないので、字幕を追っていて疲れるなどといったことはない。
案外馬鹿にならないメリットで、作品を鑑賞するハードルを下げてくれるのである。気軽に映画に触れることができるようになるというのは、大きなメリットだろう。
自然な日本語で聴くことができる

我々が普段慣れ親しんでいるのは日本語で、その音声で聴くことができるので、自然に楽しむことができるというのもメリットだ。
字幕だと、ものすごく「翻訳しました」といった感じの不自然な日本語が多々見受けられる。吹き替え版は、口語用に翻訳しているので、ある程度自然な日本語になっているのだ。
また、幼い子供と一緒に映画を観る際にも、吹き替えの自然な日本語の方が良かったりもする。
日本のエンタメと相性が良い

日本のTV番組の「金曜ロードショー」であったり、テーマパークの映画を題材としたアトラクションなどは、基本吹き替えである。まあ、後者は特にアトラクションに乗りながら、字幕を追うなんてできないからね…
なので、初めてその作品に触れたのが吹き替えであったりする場合も多いのである。その後に字幕で観ると、多少の違和感を覚えるかもしれない。
TV番組で映画をよく観る方だったり、テーマパークに自分が好きな作品のアトラクションがあるといった方は、その作品に関しては字幕で観るのも良いかもしれない。
吹き替えで映画を観るデメリット
俳優の口と台詞が合っていない

俳優はもちろん英語などの別言語で台詞を喋っているわけで、それを日本語の音声に直すと、言葉と口の動きが合っていない。これは、違和感を覚える人も多いのではないだろうか?
もちろんそこまで気にならない人も多いとは思うが、筆者の知り合いで映画をあまり観ないという人でもそういった感情を抱いていた人がいたので、一定数いるのではないかと思う。
音質が良くない

字幕のところで説明したが、基本的にはオリジナルの音声の方が音質が良い。
Dolby Atmosを楽しめるサラウンドを組んだが、吹き替えでは対応していなかった、といったことがほとんどである。
ただ、ここに関しては音質の違いが出るような環境で鑑賞していない人がほとんどだし、そもそも音質を気にしないという人であれば、あまりデメリットにはならないかもしれない。
ホームシアターを組んで本格的な環境で映画を観たい、といった方は、このあたりも気にしていいかもしれない。
声優によって当たり外れがある

吹き替え版の最大のデメリットといってもいいだろう。
これは日本の特徴なのかもしれないが、なにかとアイドルやお笑い芸人など、声優ではない人を声優として起用したがるのである。
奇跡的に上手くいく例もあるが、大抵はひどいクオリティの有様なことが多い。
もしどうしても吹き替えで観たいという場合は、事前にチェックしておくと良いかもしれない。
吹き替えで観た方が楽しめる映画の特徴
金曜ロードショーなどでよく放送していた映画
引用:SONYピクチャーズ
金曜ロードショーなどでよく放送されていた映画なら、吹き替えの方が馴染み深いといった方も多いだろう。そういった映画は、敢えて字幕で観ると違和感が大きいかもしれない。
そういった作品は、吹き替えで観続けるのも良いかもしれない。ただし、吹き替えにもいいくつかバージョンがあったりして、担当している声優が違うこともあるので、その点には注意が必要である。
アニメ映画
アニメ映画は、オリジナル言語でもそもそも声優が担当しており、台詞は後付けなのである。
それでも音質はオリジナル言語の方が良いことが多いが、口の動きと台詞が合っていない問題に関しては、実写映画ほど気にならない。
子供が観ることも多いと思うので、アニメ映画に関しては吹き替えで観た方が楽しめるだろう。
平成より前に作成された映画
平成より前に作成された映画については、前で述べた通り俳優の声が小さかったりする。
吹き替えではしっかりと聞こえるように編集されているので、昔の作品に関しては吹き替えで観た方が楽しめたりもする。
また、昔の作品の方が、アイドル・タレント声優ではなくしっかりとプロの声優が担当していることが多いので、そういった点でも吹き替えに適しているかもしれない。
まとめ

字幕・吹き替えそれぞれのメリットとデメリットについて説明してきたが、いかがだっただろうか?
筆者は音質も重視したいのと、オリジナルの演技を楽しみたいという理由から、基本的には字幕で鑑賞している。
ただ、そのあたりの価値観は人それぞれである。まあ正解なんてものは無いので、自分が楽しめたらそれが最適なのだ。ここまでで説明した私なりの見解を参考に、みんながそれぞれ自分に最適な映画ライフを送ってもらえたらと思う。
コメント